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土曜日, 2月 21, 2026
アラブ首長国連邦 ドバイ ドバイ・マリーナ

スピードと街並みが交差する場所

波のリズムとエンジン音に耳を澄ませながら、砂漠の街が海と出会った物語をたどってみましょう。

読了目安:10 分
13 章

静かな海岸からウォーターフロントシティへ

Historic aerial view of Dubai mostly desert

かつて、この一帯は、砂浜とゆるやかな波が広がるだけの素朴な海岸線でした。漁船や小さな船が行き来するほかは、ときおり吹く風と砂漠の気配だけが漂う場所。そこに、『海に向かって街を広げる』という大胆な構想が持ち込まれました。

運河を掘り、両側に住宅やホテルを建て、ボードウォークを整備することで、『海を眺める場所』から『海と暮らす場所』へと姿を変えたのが、現在のドバイ・マリーナです。

マリンスポーツが育っていくまで

Traditional Dubai Old Town streets

新しい街に人が集まり始めると、自然と『この水辺で何をして過ごそうか』という問いが生まれます。最初はクルーズ船やヨットでのんびりと景色を楽しむスタイルが中心でしたが、次第にカヤックや SUP、サーフィンなど、多様なマリンスポーツが取り入れられていきました。

その中でもジェットスキーは、短い時間で強烈な印象を残せるアクティビティとして人気が高まっていきます。『街のど真ん中で、こんなに自由に海を走れるのか』という驚きが、多くの旅行者を惹きつけているのです。

ジェットスキーという『街との対話』のしかた

Old Dubai creek wharf area

展望台から街を見下ろすのとは違い、ジェットスキーでは、自分の目線の高さに街の輪郭が現れます。波打つ水面の向こうに、高層ビルのガラスがきらきらと反射し、そのすべてが『今ここにいる』という実感と結びついていきます。

ハンドルを少しだけ切ってカーブを描くとき、その先に見えるのは観光ポスターではなく、自分自身の速度で切り取られた生きた風景。ジェットスキーは、そんなふうにドバイという街と対話するひとつの手段だといえるかもしれません。

スピードの裏側にある安全設計

Dubai Bastakiya and customs wharf in 1980

ジェットスキーというと『速くて危なそう』というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実際のツアーは、速度よりもまず安全性と安心感を重視して設計されています。走行エリアはあらかじめ区分され、インストラクターが先導し、グループがばらばらにならないよう常に目を配っています。

ライフジャケットの着用、天候チェック、機材の整備など、目に見えないところで多くの準備が行われているからこそ、参加者は『楽しむこと』に集中できるのです。

海から見るドバイの象徴たち

Modern Dubai Marina from above

パーム・ジュメイラのヤシの葉の形や、Atlantis ホテルのアーチ状のシルエットは、陸上からでも十分印象的ですが、海から眺めるとそのスケール感がよりはっきりと伝わってきます。

ジェットスキーのエンジンを止め、静かな海の上でビル群を眺めていると、『砂漠の国』という一言では語りきれない、海と街の関わり方が見えてきます。

さまざまなコースと楽しみ方

Aerial view of Palm Jumeirah in Dubai

短時間の体験コースでは、主にマリーナ周辺で操作感を楽しむプランが中心です。中距離コースになると、パーム・ジュメイラの外側や Atlantis 付近まで足を伸ばし、写真スポットも増えていきます。

長時間コースでは、さらに沖合へ出てジュメイラ海岸線を広く見渡したり、夕焼けや夜景とあわせて楽しめるものも。『どれくらいの時間を海の上で過ごしたいか』をイメージしながら選んでみましょう。

出発前に整えたい準備

Dubai Marina skyscrapers by the water

予約自体は数分で完了しますが、より快適に楽しむためには、服装や持ち物、メンタルの準備も大切です。濡れてもよい服装や替えの服、タオル、防水ポーチなどを用意しておくと、アクティビティの前後がぐっと楽になります。

また、『英語での説明がわかるかな?』『スピードについていけるかな?』という不安がある場合も、事前にその気持ちを自覚しておくだけで、当日の印象が変わります。不安なことがあれば、遠慮せずにインストラクターに伝えてみてください。

誰もが海に近づけるように

Calm waters of Dubai Marina

最近のドバイでは、バリアフリーやアクセシビリティに配慮した施設づくりが進んでいます。マリーナ周辺でも、比較的段差の少ないルートやスロープ、手すりなどが整備されつつあります。

すべての人にとって完全に同じ条件とはいかないものの、『海に近づきたい』という気持ちをサポートする工夫は年々増えています。体調や体力に不安がある場合でも、まずは事業者に相談してみることで、新たな選択肢が見つかるかもしれません。

大会・イベントとコミュニティ

Dubai Marina illuminated at night

ドバイ・マリーナの海域では、時折ジェットスキーの大会や水上スポーツのイベントが開催されます。プロライダーたちが波を切る姿は、ふだん観光で走っている海と同じ場所とは思えないほど迫力があります。

観客としてそうしたイベントを見学するのも、ジェットスキーやマリンスポーツの文化に触れる一つの楽しみ方です。タイミングが合えば、ぜひ開催情報もチェックしてみてください。

チケットとプラン選びのポイント

Dubai skyline at night

料金は、所要時間や含まれるサービスによって大きく変わります。『短時間でスリルを味わいたい』『写真をたくさん撮りたい』『家族みんなでゆったり楽しみたい』など、目的を明確にしておくと、プラン選びがスムーズです。

送迎サービスや写真撮影、ドリンクなど、オプションの有無も忘れずに確認しましょう。それらを個別に手配すると意外と費用がかさむこともあるので、込みのプランを選んだほうがお得な場合もあります。

ガラスの街の足元にある海の世界

Jet ski adventure at Dubai sunset

近代的なビルに囲まれているとはいえ、ここはもともと自然の海です。水中には魚や小さな生き物が暮らし、海鳥たちが水面近くをすべるように飛んでいます。

ジェットスキーに乗る私たちも、この海の一部をしばし借りている存在です。ごみを海に捨てない、指定されたエリアやスピードを守るといった配慮を通じて、少しでもこの環境を大切にしていきたいものです。

ジェットスキーの後に楽しむマリーナ周辺

View of Dubai coastline from The Palm

アクティビティが終わった後の楽しみ方も、ドバイ・マリーナの魅力のひとつです。着替えを済ませたら、マリーナ沿いのカフェで一息ついたり、ショッピングモールで買い物をしたり、ディナークルーズで再び海に出ることもできます。

夕暮れどきには、ビルの明かりと水面の反射が重なりあい、昼間とはまったく違う雰囲気に。ジェットスキーで走り抜けた水路を、今度は歩きながらゆっくり振り返ってみるのもおすすめです。

なぜ今、ドバイ・マリーナでジェットスキーなのか

Scenic view from The Palm in Dubai

砂漠の国というイメージが強いドバイですが、同時に『海の街』としての顔も持っています。ドバイ・マリーナでのジェットスキーは、その二つの側面が交差する場所を短時間で体験できるアクティビティです。

旅のハイライトとして、あるいは『次はもっと長いコースに挑戦したい』という新たな目標として。ドバイ・マリーナでのジェットスキーは、きっとあなたの旅の記憶の中で、いつまでも色あせない一ページになるはずです。

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